ヒョウモントカゲモドキの飼い方

ヒョウモントカゲモドキの飼い方

特徴

点 飼育:簡単
点 寿命:20~25年
点 体長:20~25cm
点 温度:25℃~32℃
点 エサ:コオロギなどの虫
点 環境:やや高温多湿を好む
点 触れ合える
点 尾は再生する

ヒョウモントカゲモドキを飼ってみよう!

初心者向けの、入手しやすく丈夫なトカゲです。
人懐っこく世話が楽なので、一人暮らしにおすすめです。毎日世話をしなくても良いので、忙しい人にもぴったり。旅行にも安心して行けます。ハムスターより飼いやすいペットと言われ、トカゲを飼いたい方の入門として最適です。

ヒョウモントカゲモドキが世界中で愛されているのは、やっぱり「飼いやすいから」。 水とエサ、ケージと保温ヒーターさえあれば、飼育を始めることができます。

ヒョウモントカゲモドキの世話をしよう!

やることは3つだけ。
「エサをやる」「水を与える」「掃除をする」だけです。
散歩も触れ合いも必要ありません。基本的に「放置」で良いのです。

エサをやる

生後半年は毎日、大きくなったら週に1~3回、コオロギにカルシウムパウダーをまぶしてピンセットで与えましょう。 エサの大きさはトカゲの頭と同じくらい。トカゲに噛み付かないようコオロギの頭をピンセットで潰してから与えます。

水を与える

出来れば毎日容器を洗い、水を替えましょう。
冬場は毎日水を替えなくても大丈夫ですが、夏はすぐに水が腐るので、できるだけ毎日かえたほうが無難です。最低でも3日に一度は替えましょう。

掃除をする

ヒョウモントカゲモドキはキレイ好きです。 フンを決まった場所にするという習性があるので、散らばったフンを一ヶ所にまとめておくとそこをトイレにするようです。
床材がキッチンペーパーならしき直し、砂なら汚れた部分だけ取り除いて砂を補充しましょう。

まとめ

必ずやること:
1.水は出来るだけ毎日替える。
2.カルシウムを添加したエサをやる。
3.フンをとりのぞき、月に一度くらいはケージを丸洗いする。
4.温度を25℃~33℃に保つ。

やったほうがいいこと:
5.週に2~3回、霧吹きして湿度を保つ。
6.ウェットポイントを作る。

ヒョウモントカゲモドキのエサ

コオロギ
(カルシウム付き)
税込:1,365円
矢印 エサ

エサはコオロギです。
種類はフタホシかヨーロッパイエがおすすめ。
エサの与え方は、コオロギの体にカルシウムパウダーを軽くまぶし、ピンセットでつまんでトカゲの口に入れます。

生後半年くらいまでは毎日食べるだけ与えたほうが大きくなります。
基本的に生きたままのコオロギを与えますが、慣らせば冷凍ものや缶詰のものも食べるので、生きたコオロギが苦手と言う人は利用してみましょう。
生後半年~一年目くらいから週に2,3回エサやりするだけで良くなります。

ほかにもワームやマウスなどのエサがありますが、脂肪が多いので、特に栄養が必要な出産後、病後に与えるくらいがちょうどいいです。ワームは種類によってはほとんど栄養が無いので注意して下さい。
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水容器
税込:770円
矢印 水やり

水道水で良いので毎日、もしくは数日に一回容器を洗い、水を替えます。
水入れはひっくり返されない程度に重さがあるものを選びましょう。
トカゲの体が入るサイズがおススメ。 水分補給のほか、脱皮にも役立つので必ず必要です。
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ヒョウモントカゲモドキの家を作る!

グラステラリウム
46.5×46.5×48cm
税込:20,550円
矢印 ケージ

ケージは幅45cm×奥行き45cmくらいの大きさで十分ですが、ケージが大きければ大きいほどトカゲの動きを楽しめます。
空気穴があり、逃げ出す心配がなければどんなケージでも飼育できますが、おススメは掃除しやすい透明なプラスチック、またはアクリルの四角いケージです。100均の虫カゴや穴を開けたタッパーも使えます。ケージ選びに迷ったら、とりあえず専用のケージを買いましょう。色々と便利に作ってあります。
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パームマット
税込:4,635円
矢印 床材

幼いうちは、誤って食べないようキッチンペーパーを敷き、大きくなったら砂漠の砂などを敷いてあげましょう。砂は色のついたもの、カルシウム入りのものなど、お好みで問題ありません。
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パネルヒーター
税込:3,405円
矢印 保温

25℃~33℃くらいに保てれば大丈夫。
ヒーターがひとつあれば十分です。
特に寒さに弱いので、冬はつねに暖かくしてあげましょう。
ケージ全体を暖めるのではなく、ヒーターの無い部分も作っておきましょう。トカゲの様子を見て、ヒーターから遠い木の上などに避難しているようなら暑すぎ、ヒーターの上でじっとしているようなら寒すぎです。自動で温度管理をしてくれるサーモスタットなどを利用すると飼育が楽でしょう。
暑さには強いのですが、40℃を超えると体調を崩すので、涼しい場所に移動させましょう。
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シェルター
税込:1,201円
矢印 シェルター

ストレス軽減のため、トカゲが隠れる場所を作ってあげましょう。
穴の開いた植木鉢や、市販の流木、アーチ型の瓦などが使えます。
シェルターがあると登ったり隠れたりと運動になり、エサをよく食べるようになるようです。ヒョウモントカゲモドキは隠れて生きるトカゲなので、トカゲの健康のためにシェルターは必要です。
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霧吹き容器
税込:198円
矢印 霧吹き

週に2~3回、霧吹きして湿度を保つと健康に良いようです。
特に幼いトカゲには必要。大人になってからもたまにやったほうが良いです。
霧吹きするときは、トカゲの体に水がかからないようにしましょう。
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ヒョウモントカゲモドキの家を作る!-あった方が良いもの

温度・湿度計
税込:865円
矢印 温度、湿度計

トカゲの健康管理に役立ちます。
トカゲが居る高さに設置しておきましょう。
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ウェットシェルター
税込:705円
矢印 ウェットシェルター

水を入れたウェットシェルターを用意しておくと、脱皮が楽になります。
ウェットシェルターを入れるなら、水入れは必要ありません。湿度管理にも役立つので、入れておくことをおススメします。
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ヒョウモントカゲモドキと触れ合おう!

うっかりトカゲを落とすと大変なので、まずケージの前に座りましょう。
そして、下からすくうようにトカゲを手に乗せます。このとき、体を掴みあげたり背をなでたりしてはいけません。トカゲがビックリしてしっぽが切れてしまいます。
うまく手の平に乗せたら、そっと体を指で覆います。きつく握りこんではいけません。あくまで軽く乗せる感じです。
あとは動きに合わせて手を動かすだけ。ケージに戻すときも優しく床におろしてあげてください。

もしトカゲが逃げてしまっても、手で掴んではいけません。あまり動きは速くないので、落ち着いてすくうようにつかまえてください。手の入らないすきまに逃げ込まれないよう注意が必要です。

トカゲは触られるのが嫌いです。
あまりストレスを与えないよう、やさしく扱ってあげてください。

ヒョウモントカゲモドキの選び方

健康

ヒョウモントカゲモドキが健康かどうか見分けるには、まずしっぽを見る事です。体が痩せていても、しっぽがぷくぷく太っていれば健康。しっぽに縦にしわがよるほど痩せているトカゲは不健康です。しっぽが痩せている子はお迎えしないようにしましょう。 ほかと比べて体が大きいトカゲもおススメ。親から健康な体をもらい、エサをたくさん食べている丈夫なトカゲである可能性が高いです。
また、若いトカゲなら、動きで健康を知ることもできます。触ったり刺激を与えてみて、すぐに反応するなら健康です。逆に、若いのに動きがのろのろしていたら、動けないほど体が悪いのかもしれません。

性格

ペット用として育てられているので、どの子も人と付き合いやすい性格です。お好みの柄を選んでいいでしょう。ただ、アルビノ(目が白っぽい)の子は視力が悪いので、エサやりに苦労するかもしれません。初心者の方にはノーマル(目が黒)の子をおススメします。

性別:オス?メス?

ヒョウモントカゲモドキはオス同士で激しく戦うので、オスは一匹で飼わなければなりません。メスは穏やかなので一つのケージで何匹も飼えます。ただし、大きさの違うトカゲを飼うと、小さい方が大きい方に食べられてしまうので、そこだけ注意して下さい。同じ大きさでも、エサが足りないとすぐ共食いします。
オスとメスを一緒に飼うとおそろしいスピードで増えるので、繁殖の予定の無い方はつがいで飼うと後悔します。

繁殖に挑戦!

繁殖が楽だと言う点も、このトカゲの魅力の一つです。
1年か2年、じっくりと育てると、子供が生める年齢になります。

繁殖は楽しいですが、ちょっと待って下さい。
ヒョウモントカゲモドキは、一回に5個から10個の卵を産みます。そんなにたくさん生まれて、あなたは飼いきれますか?最近は法律もややこしくなり、ペットを売るのも大変です。譲るにしても、近くに引き取り手がいるかどうか・・・。
ヒョウモントカゲモドキは子供をたくさん生み、しかも平均で20年以上生きます。10匹、20匹と増えても、育てられるか考えてみてください。

オス、メスの見分け方

体が15センチくらいになれば、違いもハッキリしてきます。
オスはメスに比べて、明らかに頭が大きいので判別は楽でしょう。
また、しっぽの付け根でも見分けがつきます。オスはしっぽの付け根がふくらみ、メスはふくらみません。

交尾

同じくらいの大きさのオスとメスを、同じケージに入れると、すぐにオスがメスのにおいをかぎ、交尾が始まります。ですが、もし交尾が始まらなかったり、延々追いかけっこをしている場合は、日を改めたり、相手を変える必要があるかもしれません。

産卵

交尾後、受精していれば数週間でメスのお腹に卵が透けて見えます。
卵が見えるようになったら、産む場所を用意しましょう。
メスがゆったりと入れる大きさのタッパーに、軽く湿らせた水ゴケやバーミキュライトを5cmほど敷いておきます。メスはタッパーに入り、20日おきに2個卵を産むでしょう。
2~10回ていど出産します。この間、メスにはしっかりとエサを与えてください。

ふ化

卵を産んだら、床材をしいたケージに卵をうつします。
床材は軽く湿らせたキッチンペーパーがおススメ。
このとき、産んであった時のまま、卵の向きを変えないよう注意して下さい。上下が変わったり、卵がシェイクされたりすると、赤ちゃんは死んでしまいます。

温度は32℃にキープでオス、28℃にキープでメスになるとされています。
40日ほど待てば赤ちゃんが出てくるはずです。

メスの管理

1シーズンに一度の交尾で15~20日おきに5~10回ほど出産します。
メスがとても疲れるので、エサは栄養の高いもの、とくにカルシウムが摂取できるようにし、エサをやる回数も多めにしましょう。
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ヒョウモントカゲモドキの病気紹介

エサを食べない(拒食)

子供の時は5日、大人は2週間以上エサを食べなかったら拒食だと思っていいです。
エサを食べない理由はいくつかあり、一番多いのが"寒くて食べる気が起きない"です。特に幼いうちは、寒くなったらすぐに保温してあげないとすぐ食べなくなります。
つぎに多い理由は、"エサに飽きた"です。コオロギの種類を変えたり、ハニーワームやピンクマウスを与えてみましょう。コオロギをつぶしただけでも食べてくれる可能性があります。
最後はストレス。飼い主が構いすぎたり、落ち着けないと元気がなくなります。音も振動も無い、ゆったり落ち着いた場所で、しばらく一人にしてあげましょう。

それでも食べなかったり、みるみるしっぽが細くなっていく場合は、飼い主の手には負えないので病院に連れて行きましょう。

尾が切れたら

ヒョウモントカゲモドキは、しっぽに栄養を蓄えています。
そのため長い間エサを食べなくても生きていけるわけですが、このしっぽ、乱暴に扱ったりビックリしたりすると、ぽろりと取れてしまうのです。
しっぽの栄養がなくなると、トカゲは元気がなくなるので、しっぽが再生するまでは栄養があるものを食べさせましょう。しっぽは薬を塗らなくても自然に生えてきます。最初は白いですが、色もじき戻ってくるので、そっとしておいてあげましょう。
なによりしっぽが切れないよう、やさしく扱うことが大事です。

目の瞳孔

暗いところでは丸く、明るいところでは細くなります。
目が変わるのは病気ではないので安心して下さい。

背中に水ぶくれのようなものが出来る

背中というかわきの下というか、とにかくそのあたりに変な水ぶくれのようなものが出来ることがあります。 皮膚病かと慌てるかもしれませんが、大丈夫。これはトカゲがとっても健康的だというサインです。病気ではありません。

ヒョウモントカゲモドキおすすめ用品
矢印 人工エサ

虫が苦手な人におススメの、人工エサです。
昆虫を食べるすべてのトカゲに使えます。これを主食として与えればトカゲを飼育でき、栄養も満点です。
粉をお湯で溶き、団子にして与えます。長期保存ができ、サイズは自由、とても便利なエサです。 矢印 》スーパーフードを探す!

矢印 飼育セット

ヒョウモントカゲモドキの飼育セットです。

【セット内容】
1.ゲージ
2.床材:ウォールナッツサンド3kg
3.保温:セット温
4.木の枝:カクタスウッド
5.掃除:砂利トルくんミニ
6.温・湿度計:ツインメーター
7.ロックシェルター&ウェットシェルター
8.霧吹き
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