ヘビの病気を、分かりやすくご紹介します。

矢印 感染症口内炎(マウスロート)

・口の中にチーズのようなものが見える
・口が閉じられない、炎症を起こしている
・頭が腫れている
・歯が欠けている
・エサを食べない

症状が見られたら、ほかのヘビとすぐに引き離して下さい。
感染症なので、ほかのヘビにもうつる危険性があります。

環境に変化によるストレス、口のケガ、ビタミンCの不足が原因で発症します。
飼い主にできることは、清潔と栄養に気を使って病気を予防することと、発症しエサが食べられなくなったら強制給餌を行うことぐらいです。それ以外の処置は、病院に任せましょう。
総合ビタミン剤やカルシウム剤など利用すると予防に役立つでしょう。
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矢印 腫瘍

・体に不自然なふくらみがある

爬虫類に多い病気です。
原因はたくさんあり、ケガ、細菌、虫、湿度過多・・・特定は難しいでしょう。
とにかく膿を出す必要がありますが、飼い主に出来ることはありません。
すみやかに病院に連れて行ってください。

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矢印 風邪・肺炎

・鼻水が出る
・呼吸がおかしい
・ヒューヒュー音を立てる

人間と同じように、ヘビも風邪を引きます。 ですが、ヘビの風邪はすぐ肺炎につながり、治療をしないと一ヶ月程度で死ぬことも。
温度の急変、ストレス、エサを食べない、など体が弱ったときにウイルス感染して風邪を引きます。温度管理と栄養補給で予防しましょう。

風邪になったら、ケージの温度をいつもより高めに、28~32℃くらいに保ち、夜でも温度が変わらないようにして下さい。エサと一緒にビタミン剤や栄養剤をあたえ、食欲がないときは強制給餌も必要です。少し様子を見て、風邪がひどかったり悪化するようだったら、病院にいきましょう。
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矢印 原虫性腸炎

・食欲がない
・エサをまったく食べない
・下痢、もしくは血便をする
・緑、もしくは透明の液体を出す

菌に感染しています。 人間には無害な菌ですが、ヘビの場合、死ぬ可能性があります。
治療法は、一週間ほど、市販されているトリコシードの錠剤をくだいてエサに含ませ、与えるといいそうです。
この菌は、現地から持ち込まれるか、ほかの生き物、たとえば感染しているカメやカエルからヘビにうつされます。ヘビをお迎えし、エサを食べるようになったら、メトロニダゾール(25mg/㎏)をエサの口に含ませて与えましょう。急ぐ必要はありません。エサをよく食べるようになってから、2、3回程度連続して与えれば、原虫性腸炎の予防になります。
また、ヘビを触る前に手を洗うことも病気の予防につながります。

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矢印 ダニ

・ヘビに元気がない
・体に粉のようなものが付いている

ダニに寄生され、吸血されています。 放っておくとヘビは弱り、衰弱死します。
ダニが少ないうちは毎日ヘビをぬるま湯で温浴させ、それと同時にケージ内のあらゆるものを消毒、床材を交換して下さい。これをダニがいなくなるまで続けます。ただし、この方法はヘビにストレスを与えるので、たまに休ませる必要があるかもしれません。ヘビの様子をみながら行って下さい。
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ダニがかなり増えてしまっているなら、ヘビの体にオリーブオイルを塗り、1、2日放置。その後、皮膚呼吸させるためにヘビをぬるま湯で温浴させ油を落とし、同時にケージ内のあらゆるものを消毒、床材を交換。ヘビを一週間ほど休ませてください。これを2、3回繰り返せば、ダニはいなくなるでしょう。ただし、オイルは脱皮の邪魔になるので、脱皮しそうだったら治療をやめ、脱皮が終わるまでオイルを塗らないで下さい。
それでもダニが残ってしまう場合、ネグホン(散剤)を0.2~1%に薄めた液にヘビの体をひたし、その後、ヘビの体をかわいた布でふきます。もちろん、ケージ内は消毒。これを週一回やれば、ダニはいなくなるはず。
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予防するには、とにかくケージ内の清潔を保つこと。古くなったものは交換し、汚れたものは洗うか捨てる。掃除をきちんとした上で、熱湯消毒を行えばより安心です。

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矢印 脱皮不全

・目が白くにごったのに、いつまでたっても脱皮しない
・脱皮したのに、皮が残っている
・皮がういていたり、しわがよっている

湿度が足りない、栄養が不足している、体調が悪い、病気にかかっているなど、原因は飼育環境、もしくは健康不良です。放っておくとエサを食べなくなるでしょう。
健康できちんとした飼育環境、湿度があれば、まず脱皮不全にはなりません。

もし脱皮不全になってしまったら、ヘビを30~35℃くらいのぬるま湯に入れてください。そうして皮をふやかしたら、ピンセットなどで体に残った皮をはがしてあげましょう。ヘビが動かないよう保定して、慎重に。全身の皮が残っている場合は、頭、上あごから剥くこと。

予防としては、栄養のあるエサと、適切な飼育環境、脱皮しそうだったら湿度を高めにするなどです。なんども脱皮不全になるようだったら、ヘビのお医者さんか、ヘビを売っているお店に相談してみてください。原因が分かるかもしれません。
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